最大の敵は、“無理解”。

舞姫の持病である臼蓋形成不全(変形性股関節症)は、周囲の理解を得ることが難しい“見えない障害”です。幸い、舞姫自身は周囲の理解にも恵まれ、これまで不快な思いをした経験は殆どないのですが、同病の患者さん達のなかには、周囲の無理解に苦悩されている人達がたくさんいます。

まず警鐘を鳴らしたいのは、股関節疾患の子供を持つ“ご両親”です。大人の患者さん達でさえ、疾患に対するご家族の“無理解”が症状改善の妨げとなっている例は数多く存在します。行動の自由が制限される“未成年者”であれば尚更、ご両親の理解&協力は必要不可欠。

ただ、哀しいことに、本来であればお子さんの心の支えとなってサポートしなければならない筈のご両親が、疾患に対して“無理解”あるいは“無関心”なため、子供の症状改善の妨げとなってしまう例も決して少なくはないのです。症状を軽視するご両親の間違った認識が、子供の改善を滞らせ、やがて悪化へと導きます。

成長盛んな未成年者の場合、お子さん自身が股関節に異常を訴えられても、ご両親が“成長痛”と勘違いして楽観視し見過ごされてしまうケースも決して少なくはないですし、症状を軽視するご両親から「医者は金儲けが目的で、手術や通院を勧める。股関節が痛いくらい、市販の湿布でも貼って寝ていれば治る」と言われて理解を得られず、医療機関すら訪ねることも許されない子供も存在します。昨今では、“放射線”に関する誤った知識から、レントゲン等の画像検査による影響を過剰に恐れ、ご両親がお子さんの検査や治療を拒否してしまう場合もあると聞きます。

もともと先天性の股関節疾患早期発見が難しく、大人になってある程度の年齢に達してから発覚し、苦心して闘病される患者さん達も数多く存在します。舞姫自身も、発覚は40歳を過ぎてからでした。身体能力にも優れた未成年のうちに病巣を発見できたのなら、成人して以降の発覚だった患者さん達よりも改善できる可能性は遥かに高いのに、ご両親の“無理解”が弊害となって適切な改善策を講じることすらできないなんて、無念でなりません。

成長盛んで身体能力にも優れた未成年のうちに早期発見できたことを、無駄にしてはなりません。情報収集に努め、正しい知識さえ身に付ければ、決して怖い病気ではないので、悲観的になる必要はないですが、かと言ってこの疾患を侮らないでほしい。進行性の難治疾患である事実に変わりはなく、すべての患者さん達が“末期”に至る危険性を孕んでいます。お子さんが股関節に異常を訴えたら、症状を軽視することなく、その声に耳を傾けてほしいと願います。

医療の世界での、ご家族の“無理解”対策の現状は、どうなんだろう?殊に患者が未成年者の場合、症状改善において最も厄介なのは、ご両親の“無理解”です。症状を侮るご両親を説得して間違った認識を修正し、正しい知識や情報などを判りやすく伝え、お子さんがご両親の理解&協力を得られる環境にできるよう、医療機関側で働きかけていくことも必要だと思うし、また学校教育などでも先天性の股関節疾患の危険性を訴えるなど、医療者さん達も積極的な対策を進めてほしい。

信頼できる医療機関と出会い、早期の段階から適切な改善策に取り組めば、順調に回復する可能性も高いですし、健康な子供達と同様に外で元気に遊び回ったり、スポーツなどもできるようになれると思います。医療者さん達も、無理解なご家族の説得に努め、子供達の将来のためにサポートに尽くしてほしいと願います。

無論、この類の“無理解”に苦悩されているのは、未成年者の患者さん達だけではなく、大人の患者さん達にも数多く存在するのが現状です。ご家族からも理解を得られない同病者さん達の辛い経験談を、これまで舞姫は星の数ほどたくさん聞いてきました。この疾患の何たるかを知らない者は、家族ですら患者への理解に欠く。この疾患の改善における最大の敵は、周囲の無理解。患者の最大の理解者であるべきご家族が、患者の“敵”と化してはいけない。

ご家族からも見放され、誰にも相談できずに孤立する患者さん達が散在する現状。周囲の無理解が、適切な改善策を講じることを妨げ、ときとして患者のメンタルすらも著しく蝕んでいきます。“無理解”を生む大きな要因は、疾患自体の社会的な認知度が低く、正しい知識や情報が行き渡っていないことにあります。まずは、この疾患の存在を一般社会に広く知って頂くこと。そして、疾患とは無縁の一般の人達にも、しっかり正しい知識&情報を身に付けて頂くことが重要です。

メディアのあり方にも、疑問を呈したい。無責任な報道により、間違った知識や情報が氾濫すれば、一般の人達の間にまで誤解や無理解が蔓延する大きな要因となり、そのシワ寄せは脅威と化して我々患者に襲い掛かります。メディアの人達は、充分に知識を身に付けたうえで、慎重な取材と適切な情報発信に努めてほしい。

幸い、家族の理解に恵まれた舞姫は、適切なリハビリ環境を構築することができ、現在に至ります。それだけに、ご家族の無理解に苦悩される同病者さん達の話を耳にするたびに、心が痛む思いです。股関節疾患を持つこの世のすべての患者さん達が、ご家族の理解&協力のもとで、適切な改善策に取り組むことができるよう、舞姫も心から祈るばかりです。(-人-)

“骨格標本”欲しい…。(^^;)

読まれたかたが思わず眼を点にして引いてしまいそうな題名ですが(汗)、そうなんです、いま舞姫が欲しいのは“骨格標本”なんです。勿論、人間の骸骨の模型のことです。え?なんでそんなものが欲しいのかって?話の発端は、先々週の股関節の持病(臼蓋形成不全)のリハビリ通院に遡ります。

舞姫が通う整形外科のリハビリ室には、人体のさまざまな部位の骨格模型が常備されていて、いつも舞姫が何か疑問を抱くたびに、理学療法士O先生はその模型を使って判りやすく解説してくれたりするんですが、この類の模型を自分も持っていたら、なにかと便利だろうなぁ…と思ったわけです。

たとえば、ジャズダンスやクラシックバレエで頻繁に使う技法に、パッセ(Passe:片脚の膝を曲げて、爪先を軸脚の膝のあたりに付けること)というのがあって、本来なら骨盤の位置は水平、お尻のふたつの膨らみの位置も偏らず左右並んでいることが理想なのですが、舞姫も膝を曲げた側のお尻が浮いて骨盤が傾き、どうにもイケてない姿勢になってしまうことが多々あります(汗)。

舞姫の場合は、股関節の持病による“開排制限”のため、うまくアン・ドゥオール(En Dehors:外旋。脚を、付根の部分から外側に廻して開く動作。ターン・アウト“Turn Out”とも呼ばれます)できないのもあって、このパッセの際の骨盤のイケてない傾き具合を、よけい煽っているわけですね。

スタジオの先生達曰く、パッセする際に大腿骨頭を骨盤の奥へ、ぐぐっ!と押し込むようにすると、あらぬ傾きが修正されて骨盤を正しい位置に戻すことができ、結果としてパッセの際の正しい姿勢につながっていくのだそうで、ちなみに舞姫の知識の範囲では、この大腿骨頭を骨盤の奥へ押し込むのは、中殿筋(ちゅうでんきん:お尻の横側の筋肉)の筋力です。

バランス感覚を司る中殿筋を鍛え、その機能を有効活用することにより、パッセで片脚立ちした際の骨盤の正しい位置を維持し、身体のバランス性を高めることができます。無論、中殿筋だけではなく、大殿筋腹横筋の筋力、そして外旋機能を補助する役割を果たす内転筋の柔軟性なども必要です。

先生達もレッスンしながら、こういうイケてない事態はどうして起こるのか?また、どうすればそのイケてない骨盤の傾きを修正することができるのか?…などなど、人体の骨格の仕組みの解説なども織り交ぜながら、あーでもないこーでもないと懸命に我々に説こうとするのですが、思うように伝えることができず苦心されている光景を時折お見受けします。

勿論、先生達の伝えたいことも、なんとなしに理解できるのですが、やはり骨格の構造を取り込んだ説明が、映像として脳内にうまく浮かんできません。以前、消化不良を起こしたような表情をする我々クラスメイト達に、「ごめんね、うまく説明できなくて…“骨格標本”でもあると、判り易く伝えられると思うんだけど…orz」と、そんなふうにもどかしげに仰っていた先生もいました。

そうか〜骨格標本ねぇ…というわけで、舞姫もネットで少々調べてみたのですが、まず最初に見つけたのが、これ→『人体骨格・全身骨格模型』(←「ヒューマンボディー」より)。げっ!女性の標準型の骨格模型は192,000円ですと!もう少し、お手頃価格のものは?…と探してみたのですが、医療用や学校教材用に作られた精巧な骨格標本は、さすがにどれもお値段の張るものばかりなようです。

勿論、そんな立派なものでなくても、いいんです。大きさにしても、等身大なんて要らないですよ。だって、仕事やレッスンを終えて疲れて帰宅して、部屋で迎えてくれるのが等身大の骨格標本だったら、それはさすがにキモいぢゃないですか(爆)。1/2サイズでも、まだデカいかな。バッグにポン!と入って、キーホルダーや携帯ストラップに使えそうなくらいの、気軽に持ち運びできる程度のサイズがいいです。

じつは数年ほど前にも、この骨格標本あったら便利だよな〜と思い立ったことがあって、中心街で心当たりを巡って探してみたのですが、そのときも適当なブツが見つからなくて…。ちなみに、東急ハンズ札幌店股関節のキーホルダーならあったんですが、股の部分だけってのもなぁ…やっぱり全身にこしたことはないし、できれば関節の部分もある程度は正確に動くものが欲しい。老舗の某模型店にて、かなり精巧な人体骨格も見つけたけど、プラモデルなので自分で作らなくてはならないのが難点。あいにく舞姫は横着者なので、自分で作るのは気が進みません。(^^;)

そういう経緯もあって、当時は残念ながら理想のブツの発見には至らず諦めてしまったものの、携帯可能なミニサイズの骨格標本を近場で入手できないものかと改めて思い立ち、ネットを使って情報収集を試みたのですが、いやもう意外と見つからないっすね。調べているうちに、100均で骸骨のキーホルダーが売っているらしい情報も入手したのですが、先達て仕事帰りに立ち寄った自宅近所の某100均には、ありませんでした。ただ、理学療法士O先生曰く、「街の雑貨店や100均なんかで売ってる安物の骸骨マスコットは、あまり精巧に作られていないので、役に立たないョ」とのこと。

そんなわけで、なかなか理想の骸骨くんと巡り会えずにいるんですが、これにめげずに当分の間は、ちょろちょろ合間をみて情報収集に努めたいと思っています。ぇ?もし理想の骸骨くんを入手できたら?そりゃあ勿論、スタジオにも整形外科のリハビリ通院にも連れて行きますョ。♪

“天火”の思い出。♪

貼付の写真、何だか判りますか?たぶん、お若い世代だと殆どの人達はご存じないのではないかと思いますが、これは“天火”(てんぴ)といって、ガス台の上に乗せて使うオーブンなんです。現在では、電子レンジにオーブンの機能を兼ね備えた“オーブンレンジ”が当たり前の如く普及していますが、舞姫が若かった頃は一般家庭でもオーブンといえばこの天火が主流でした。巷では既にお見受けする機会も少なくなりましたが、アナログ屋敷の舞姫家では、この時代錯誤も甚だしい天火が現役で稼働しています。♪



ちなみに、写真の天火は比較的に近代モノの二代目で、骨董品モノの初代の天火は舞姫の幼い頃には既に我が家にあったと記憶していますが、これはさすがに散々使い尽くしたので既に処分しました。二代目の天火を買ったのは、確か15年くらい前のことだったと思います。現在では、たま〜に母が料理に使う程度で、利用頻度が少ないこともあって、購入から15年を経たいまも保存状態はまずまず良好。思い起こせば、かつて若かりし学生時代お菓子作りにハマった舞姫も、初代の天火が現役で稼働していた当時は、よくケーキやクッキーを焼いたものです。懐かしい…。

横着者で“大儀”を描いた如くの舞姫なので、現在では料理も殆ど母に任せっきりで、自ら台所に立つ機会も少なくなりましたが(汗)、こんな舞姫が“お菓子作り”を好きになるきっかけを作ってくれたのは、洋菓子界の重鎮・今田美奈子さんのレシピ本。学生時代、たまたま書店で見つけて軽い気持ちで買ったのですが、お洒落で美しいお菓子の写真の数々は勿論、洋菓子の歴史や雑学なども多く掲載されていて、“読み物”としても充実した内容の一冊で、舞姫も興味津々に何度も読み返したことを記憶しています。

勿論、調理工程の解説や分解写真なども、じつに判りやすく掲載されていて、「これなら、不器用な私にもできるかも?」と思い立った舞姫は、意を決して手作りのお菓子に挑戦してみることに。ちなみに、初めて作ったのは“カトルカール”(フランス語で“4分の4”という意味。バター&砂糖&卵&小麦粉を同量ずつ使用する)と呼ばれるシンプルなパウンドケーキで、作り方も初心者に適した簡単なものでした。レシピ本を見ながら慎重に作業を進めて、やがて出来上がった生地をパウンド型に詰めて天火へ。

外観は趣のある天火ですが、電子オーブンと違って温度調整手動でしなければならないのが難点。なにせガス台に直接乗せて使うオーブンなので、強火にすればどんどん温度が上昇してしまうし、かといって火を弱めたまま放置すると逆に温度が下がり過ぎてしまいます。丁度良い温度を保つためには、やはりコンスタントにチェックして火加減を調整していく必要があり、焼けるまでの待ち時間に天火の傍を離れて何か別なことを…というわけにもなかなかいかないのですが、なにせ初挑戦のケーキだったので、ガス台の傍で温度調整しながら待つ間も、出来上がりを想像して楽しく過ごしたことを記憶しています。

幸い、焼き上がったパウンドケーキは、初挑戦にしては上出来で、自分で食べても美味しかったことは勿論、家族にも概ね好評でした。これで味を占めた舞姫、このとき以降、週末になると台所を占領してお菓子を手作りするのが、すっかり習慣になりました。回を重ねて要領も憶えてくると、おそらくお菓子作り以外では用途がないであろうコアな道具も、少しずつ買い揃えるうちに増えていきました。無論、楽しい思い出ばかりではないです。調子こいてクッキーを大量に焼き過ぎて処分に困ったこともありますし、難易度の高いお菓子に挑戦した挙句に失敗して、材料すべてお釈迦にしたこともありました。(>_<)

若かりし学生時代の舞姫を魅了したお菓子作りでしたが、やがて離れるときが訪れます。楽しいお菓子作りですが、問題なのは作ったあと。殊に、天火を使う焼き菓子には、バターや砂糖・卵など、ベタベタするものをふんだんに使うため、お菓子作りを終えたあとの台所には、当然ながら汚れた器具が大量に残ります。これをすべて洗ってきれいに片付けるのは物凄い重労働で、もともと横着者で不器用な舞姫なので、ようやく苦心して作ったお菓子が出来上がってクタクタになっているタイミングで、この大量の汚れた器具が散乱する台所を片付けるのが、次第に面倒くさくなってしまったわけです…orz

それに、たとえ趣味レベルのお菓子作りとはいえ、材料費光熱費も意外とかかります。幸い、舞姫が暮す札幌の中心街には、美味しい洋菓子店がたくさんあります。勿論、素人が趣味の範囲で作るお菓子には、プロにはない魅力もあると思います。ただ、高い材料費や光熱費をかけてまで苦心してお菓子を手作りした挙句に、台所に残った多量の汚れモノの片付けに追われてヘロヘロになるくらいだったら、プロが作った美味しい洋菓子を買ったほうが安い。…そんなことを考えていたら、なんだか一気に興が醒めてしまって、社会人になる頃にはお菓子を手作りすることは殆どなくなってしまいました。(^^;)

そんなわけで、お菓子作りから遠ざかって久しい舞姫ですが、いまもこの天火を見るたびに、初代の天火でお菓子作りに興じた学生時代を懐かしく思い出します。現在、我が家で愛用するこの二代目の天火も、ネットで調べてみた限りでは中古品を若干お見受けする程度で、新品は既に出回っていない様子。貴重な天火なので、これからも母娘で大切に使いたいと思います。♪

神様が導いた運命の出会い。

持病の股関節疾患でリハビリ通院を始めて、今年の夏で9周年を迎える舞姫ですが、当時から現在に至るまでお世話になるのは、理学療法士O先生。先代の日記でも幾度となく取り上げてきたので、常連の来訪者さん達にはすっかりお馴染みですよね。9年前、この整形外科を訪ねて初めて彼からリハビリ指導を受けた日のことを、いまも舞姫は鮮明に記憶しています。

診察を終えた舞姫が、待合室からガラス越しに見えるスポクラの如く設備が充実した立派なリハビリ室に感嘆していたところ、目の前に現れたのは舞姫を担当することになったという20代半ばの白衣の青年。さっそくリハビリ室の片隅にあるベッドへと導かれ、まず問診&触診が行われることになった舞姫でしたが、その青年は何の躊躇もなく舞姫の股関節を手で掴んで、「○○(←舞姫の苗字)さんの場合は、ここがね…」と、平然とした顔で説明を始めました。唐突にきわどい箇所へ触れられて、さすがに舞姫も一瞬戸惑いましたが(汗)、そんな舞姫の気持ちなど察することなく、表情ひとつ変えずリハビリ指導を進めていく彼の姿を見て、咄嗟に「この人は、舞姫を“患者”ではなく“物”だと思っている」と直感した。20代半ばの青年が、40過ぎのオバちゃんの股関節を平気で触れる筈がない。

よくよく考えてみたら、相手の身体に触れなければ指導できないことなど、長年のダンス経験で舞姫は既に知っていた筈。けど、何故か当時の舞姫は彼を疑ってしまったのです。これには、根拠がありました。もし舞姫が彼の立場だったら…自分よりも遥かに年上の加齢臭プンプン状態のおっさんの股関節など、どんなに大金積まれても絶対に触りたくない…と言うか、触ることはおろか半径1m以内に近寄られるのですら嫌だ。けど、もし、それでも嫌な患者のリハビリ指導をどうしてもしなければならないとしたら…その患者を“人間”ではなく“物”だと思ってしまうしか方法はない。そういうことを考えていたら、「20代半ばの青年が、40過ぎのオバちゃんの股関節を平気で触れる筈がない。→私を“物”扱いしている」…という図式が、当時の舞姫の脳裏に自然と描かれてしまったわけです。

舞姫がそんな憶測を描いていることなど知る由もなく、その後も坦々とリハビリ指導を進めていく彼でしたが、しげしげと問診票に目を通して舞姫がジャズダンスを嗜むことを知ると、レッスン状況や今後の予定など詳しく尋ねてきました。ちょうど当時スタジオでは毎年恒例の発表会の稽古中だったので、そのことを彼に話すと、「じゃあ、モチベーションを上げてがんばりましょう!」…そう強い口調で話す彼の瞳は、しっかりと舞姫の瞳を見据えていました。もしや、こいつ意外と“できる男”かもしれない…そんなことを予感させた一瞬でありました。かくして、週1くらいのペースでのリハビリ通院を勧められた舞姫は、まずは彼の“お手並み”を拝見しようという気持ちも手伝って、この整形外科へしばらく通うことにした次第でした。

「こんな青年に、何ができる?ダンスのことなんか何ひとつ判らないくせに」…親子ほども年齢差がある若い理学療法士を、ある意味“上から目線”で見ていた当時の舞姫でしたが、予測に反してこの青年はとんでもない“曲者”だった。まるで読心術でもあるんじゃないかと思われるほど図星な指摘の数々は、当時既にダンス歴18年だった舞姫のプライドを悉く打ち砕いた。そして、姿勢や所作・歩行法から、普段のトレーニング法やコンディショニング法に至るまで、舞姫はこの青年の指導のもとで基礎から叩き直す羽目になった。リハビリのことなど右も左も判らなかった舞姫にとって、この通院は新鮮な刺激の連続だったけど、ここへ通って彼の熱心な指導を受け続けるうちに、とにかく当時の直感“ハズレ”だったことだけは充分理解できた。患者を“物”扱いするような者に、こんな指導ができる筈がない。

程なくして、患者としての症状改善のための“治療”とダンサーとしての“スキルアップ”とを“連結”させる“スポーツリハビリテーション”の魅力の虜となっていった舞姫でしたが、このリハビリ室で得られる知識や情報の数々は、ダンサーとしての身体作りにも役立つことばかりでした。熱心な彼の指導は、“大儀”を絵に描いた如くの横着者だった舞姫を大きく変貌させました。怠け者の舞姫が、自宅の居間でもコンスタントにリハビリに励むようになるなどと、いったい誰が予測しただろう?スポーツ選手が大切な試合に備えて行う“ピーキング”(Peaking)と呼ばれる調整法の技術を舞姫に伝授したのも、彼だった。リハビリ“身体”だけでなく“心”も鍛えてくれることも、彼から学んだ。

「そのハンディを承知でダンス続けるって決めたのは、○○(←舞姫の苗字)さん自身なんだから!」…そう言って彼はいつも舞姫に“コンディショニングの上級者”を志すことを要求してきます。一介の患者に過ぎない舞姫に、なぜそこまで熱意を注ぐ?と逆に疑問を抱くことはあるけど、彼の望みを舞姫は叶えたいと思っています。まずはお手並みを拝見しよう…などと思って“上から目線”で彼のことを見ていた当時の舞姫は、のちの舞姫が彼のことを“Twitter”で密かに“鬼の某PT”と呼ぶようになるなどと予測もしなかったでしょう。リハビリ通院を始めて9年目を迎えた現在、既にレギュラークラスを退いて金曜フリースタイルクラスへと移った舞姫は、もう舞台に立つことはなくなってしまったけど、神様が導いた運命の出会いのおかげで、いまも舞姫は無理のない範囲で地道にダンスを続けるに至っています。感謝。(-人-)

今更ながら、自己紹介めいたお話を…。(^^;)

ブログを開設して数日が経過しましたが、未だ要領を得ず七転八倒するアナログ人間の舞姫です(汗)。ところで、「舞姫とは、何者だ?」というかたも、おられるかと思いますが、いえ怪しい者ではございません(笑)。ジャズダンスが大好きな、どこにでもいるごく普通の高齢OLです。

先天性の股関節疾患を抱えておりますが、未手術リハビリしながらダンスを続けています。自己紹介については、このブログのプロフィールにも簡単に記しておりますが、きょうはこの記事にも舞姫の自己紹介めいたお話を、ざっくり綴ってみたいと思います。♪


●ブログ『舞姫のお気楽日記』について。

お恥ずかしながら、ホームページ運営歴12年にして、ブログ初心者でございます(汗)。ブログ開設の経緯についての詳細は、前記事をご一読頂きたいのですが、もともと舞姫はブログでない簡素な形式の“レンタル日記”を長年に渡って愛用しておりました。ただ、このほどレンタル日記の管理サイトから、サービス終了の旨のお知らせを頂きまして、致し方なく日記を移転することに。

当初は、先代の日記と似たような形の“ブログでないレンタル日記”への移転を希望していたのですが、あいにく気に入った形のレンタル日記が見つからなかったので、日記の移転先として「JUGEMブログ」を選び、遅まきながらブログデヴューを果たした次第でした。

なにせ“ブログ初心者”ですし、まだまだ判らないことがたくさんあるので、当分の間は試行錯誤しながらの運営で来訪者のみなさんにもご迷惑をお掛けするかと思いますが、どうかご容赦を(汗)。そのうち徐々に慣れてきたら、自分好みのカスタマイズなども少しずつ施していきたいと考えていますので、不器用な舞姫のブログへの挑戦に、ぜひご注目頂ければ幸いです。

なお、テキスト文書メインだった先代の日記のシンプルな形式をなるべく継承したかったのと、スパムや荒らし・炎上などの対策が面倒だったのもあり、コメント欄は設置していません。お手数ですが、舞姫へのコンタクトを希望されるかたは、こちらからお願い致します。m(__)m
『管理人へのメールは、こちら。♪』


●メインサイト『薄野の舞姫』

舞姫が運営するホームページです。大好きなジャズダンスや演劇の話題を、いっぱい詰め込んだホームページを作りたい…そう思って、2005年に開設したこのメインサイトが、もともと舞姫のネットライフの主軸でした。

ただ、開設から12年の時を経て、この間ネットユーザーを取り巻く環境も様変わりしていきました。ネットを使った情報発信の主流は、ブログSNSへと移り変わり、当の舞姫本人も6年ほど前から始めた“Twitter”へとネットを使った交流&情報交換の中心が移ってしまって以降は、さすがにメインサイトの更新頻度も少なくなりました(汗)。

じつは、長年お世話になるプロバイダのホームページ公開代理サービスからも、2017年10月まででサービス提供を終了する旨の知らせを既に頂いていて、当初はこれを機に閉鎖も考えたのですが、長年地道に運営を続けてきた愛着あるホームページですし、幸いプロバイダのサポートでも移転作業を手伝ってくださるとのことなので、いまは地道に継続していく方向で、秋までの移転に備えて少しずつ準備を進めているところです。

※2017年5月7日(日)追記
無事に移転を果たしました。この記事中のURLも訂正済みです。♪


●『舞姫の股関節のお話 〜“臼蓋形成不全”について…』

先述のメインサイト内に設置する、舞姫の股関節疾患ページです。股関節の持病が発覚したのは、メインサイトを開設してから3年後の2008年のことでした。幸い、信頼できる医療機関との出会いに恵まれた舞姫は、リハビリ通院を始めると同時に、メインサイトにも股関節疾患のページを設置。

ちなみに、疾患発覚当時はネットで調べても上位検索されるのは小難しい医療系の専門サイトばかりで、だったら患者の視点で判りやすい解説サイトを自分で作ってしまおう!…と思ったのが、股関節疾患ページ作成のきっかけでした。

設置した当時は、少ないコンテンツだけで始めたページでしたが、リハビリ通院を通じて主治医Y先生&理学療法士O先生から学ぶ知識や情報をもとに、股関節疾患ページのコンテンツも徐々に増えて内容も充実させることができ、多くの同病者さん達から支持を頂くようになり、現在では疾患名だけでどこの検索エンジンでも上位検索されるほどになりました。

無論、メインサイト閉鎖を思い留まらせたのは、この股関節疾患ページの存在でした。たくさんの同病者さん達から支持を頂いてきたコンテンツなので、このままネットの世界から消えてしまうのは惜しいと思ったわけです。一介の患者に過ぎない舞姫が作った拙いページですが、これからも微力ながら同病者さん達のお役に立てるのなら、舞姫も嬉しいです。♪


●ダンスについて。

今年でジャズダンス歴27年目になります。かつては舞台にも積極的に立っていたのですが、股関節疾患うんぬんを抜きにしても、もういい加減に歳も歳なので(汗)、1年ほど前の“50歳シーズン”達成を機に、舞台活動の中心を担うレギュラークラスを引退して中級クラスへと移り、現在は無理しない程度に週1回のレッスンを楽しんでいます。

数年ほど前までは、クラシックバレエのレッスンへも通っていたのですが、現在はジャズダンスのみに専念しています。バレエから離れたのは、持病のある股関節への負担軽減の目的も勿論ありますが、それだけじゃないです。不器用な舞姫に“二刀流”は無理と判断したんです。股関節疾患を抜きにして考えても、おそらく残り少ないであろうダンスライフ、大好きなジャズダンスに捧げたい…そう思って、舞姫は2本の刀のうちの1本を手放すに至りました。

ちなみに、持病の股関節疾患が発覚したのは、レギュラークラスの一員として積極的に舞台に立っていた頃で、多くの医療者がスポーツ継続には否定的な先天性&進行性疾患の発覚に、当時の舞姫も正直うろたえましたが(汗)、大好きなジャズダンスを諦めずに続けたいという思いが、リハビリへのモチベーションへとつながったことは、言うまでもありません。

リハビリ通院で学ぶ知識技術・ノウハウなどは、ダンサーとして舞台人としての身体作りにも役立つことばかりで、主治医Y先生&理学療法士O先生の理解&協力もあって、股関節疾患を抱える舞姫も高齢の域に達するまで舞台に立ち続けることができ、そして舞台を退いた現在も、無理のない範囲で地道にダンスを続けるに至っています。

メインサイトにも、舞姫の舞台に関する記録を掲載するページを設置しています。既に舞台を退いてしまった現在では、更新の機会も殆どなくなってしまいましたが、ご興味のおありのかたは、お気軽にお立ち寄りください。♪
『舞姫の舞台情報』


そんなわけで、なにせ筆まめなもので、ざっくりと言いながらも長文になってしまいましたが、どうかご容赦を(汗)。ただ、このブログを初めて訪ねて「舞姫とは、何者だ?」と思われたかたも、この記事で概ね把握できたのではないかと思います。こんな舞姫でよろしければ、これからもお付き合いの程。(^^;)


※愛用のジャズシューズ。ちなみに、靴紐として使っているのは、髪の毛を縛るゴム紐。これだと着脱が簡単にできて、しかも紐が解ける心配もないので、とても便利。♪