“内科検診”&“栄養指導”3周年。♪

きのうは、“内科検診”&“栄養指導”へ出掛けました。舞姫が通院する内科は、持病の股関節疾患(臼蓋形成不全)で通院する整形外科と同じ施設内にあります。股関節の持病の改善策の一環として、整形外科との連携にて続けてきた内科への通院も、今月で3周年を迎えました。普段の食生活を見直し、バランスの整った栄養摂取を心掛けることで、リハビリの効果を促進させる身体を作ることが可能です。

ここで舞姫は、内科の主治医M先生&栄養士N先生から、股関節の持病の改善には勿論、ダンサーとして舞台人としても重要な“栄養学”の知識や情報を、数多く学んできました。リハビリ通院で学んだ“ピーキング”(Peaking:スポーツ選手が大切な試合に備えて行う調整法)を実践する際も、この内科検診&栄養指導で学んだ知識&情報が大いに役立ったことは、言うまでもありません。

受付を済ませて診察室へ呼ばれると、まずは体重測定。相変わらずBMIの標準値に満たない体重に、M先生も苦笑い(汗)。自覚する限りでは体調不良もなく食欲も旺盛なのですが、なかなか体重は増えませんね。舞姫は、この痩せた貧弱な体型とは相反して、フードファイター並みの大飯喰らいなのですが、毎日あんなにたくさん食べている物は、いったいどこへ消えているのだろう?

極度な体重不足は身体能力の低下を導き、リハビリの効果を半減させます。思い起こせば、そもそも舞姫が内科への通院を続けてきた大きな目的のひとつが、リハビリ通院でも主治医のY先生や理学療法士O先生から度々指摘され続けてきた「たくさん食べても、なかなか太れない」という体質の改善でした。

ちなみにこの疾患、体重が多ければそれだけ関節にかかる負荷も重くなって症状悪化を招く要因となるので、本来であれば逆に“太る”ことはご法度で、同病の患者さん達のなかには、通院する医療機関でも厳しい体重制限を指導され、苦心してダイエットに取り組む人達も数多く存在します。

けど、勿論ダイエットが必要か否かも患者さんによって異なるわけで、なにせBMI(Body Mass Index:判りやすい解説ページ探しました。こちら→「BMI・体格指数の測定/判定 - 肥満対策/ダイエットのための肥満度チェック」みんなの知識【ちょっと便利帳】より)で標準値に満たない舞姫の場合、この貧弱な身体では「症状改善には却ってマイナス」ということで、通院する整形外科でも「痩せるな!太れ!」と指導されてきたわけで、苦心してダイエットに取り組む同病者さん達も多い手前、本当に心苦しい次第でした(汗)。

ただ、この内科検診&栄養指導へ通うようになって以降、定期的に行ってきた血液検査体脂肪率測定の結果から判断する限りでは、健康状態筋肉の量&質などは向上しており、栄養指導で学んだ知識や情報は確実に身体に反映されているそうで、M先生曰く「体重が多少軽くとも、内科的な不調も特になく元気に過ごしているのであれば、さほど心配しなくても大丈夫」…とのことでした。

今後の課題は、“持久力”の向上。疲れにくい丈夫な身体を作ることは、股関節の持病の改善は勿論、この疾患と向き合いながらダンスを続けていくうえでも重要。今回の血液検査の結果では、タンパク質&鉄分が不足気味だったので、積極的な摂取を勧められました。それから、炭水化物ビタミンCなどもしっかり摂るように…との指示を頂きました。

さて、これまでは1〜2ヶ月に一度くらいのペースで続けてきた内科への通院ですが、ここ最近は内科的な不調もなく健康状態も良好なこともあり、それほど頻繁に通わなくても大丈夫という話になり、今後は半年に1度くらいにペースダウンすることになりました。

そんなわけで、こんどM先生&N先生にお会いするのは、秋くらいかな。きっと、その頃はスタジオでも毎年恒例の発表会の稽古で七転八倒している筈。“栄養摂取”も大切なリハビリ。これまでの通院で学んだ栄養学の知識や情報を、今後もしっかりコンディショニングに活かして、半年後の内科検診&栄養指導では、元気な姿でお会いできるようにしたいと思います。♪

“ピーキング”の重要性。

ソチオリンピック真最中。連夜テレビ観戦で寝不足状態が続いている人達も多いかと思いますが、かくいう舞姫もそのうちのひとりです(汗)。

トップアスリートさん達が本番当日にベストな状態を持っていく“ピーキング”(Peaking)の優れた技術にいたく感激すると同時に、メダル候補に挙がる有力選手ですら本来の実力を発揮できずに終わってしまう姿などを見ていると、たとえ世界を股掛けて活躍する競技アスリートであっても、いかにピーキングが難しいかを痛感させられます。

“ピーキング”(Peaking)ですが、一応ちょっと簡単に説明しましょうか。これは、スポーツ選手が大切な試合に備えて行う調整法のことで、普段のトレーニングやコンディショニングなども勿論、栄養摂取にも工夫を凝らし、計画性を意識した調整をします。

まず重要なのは、スポーツの世界では“落とす”という表現を使ったりもする“テーパリング”(Tapering)。筋トレの量や負荷を減らすことで体内の疲労物質を取り除き、本番当日に万全な体調を持って行く調整法です。そのぶん、ストレッチやアイシングなどのメニューを中心に行い、練習や稽古による疲労を軽減します。

次に重要なのは、計画的な栄養摂取。普段よりも炭水化物を多めに摂る“カーボ・ローディング”(Carbohydrate Loading)が有名ですが、ほかにも筋肉の生成を助けるタンパク質や、疲労回復を促進するビタミンCなど、バランス良く摂取することが重要。

ちなみに、舞姫がこの言葉を知ったのは、持病の股関節疾患(臼蓋形成不全)でリハビリ通院をするようになって以降のこと。不器用な舞姫は、疾患発覚する以前からコンディショニングが下手クソだったのですが(汗)、舞台の稽古の時期を迎えるたびに、本番が近付くにつれてヨレヨレ状態で這うようにリハビリ室へやって来る舞姫を見かねた理学療法士O先生が、「ちゃんと調整しなきゃダメだよ」と言って、この“ピーキング”と呼ばれる調整法が存在することを教えてくれたわけです。

舞台人は“空想科学の世界の住人”なので、出演者の不調の有無など観客の知ったことではないですし、己の体調不良を“免罪符”にはできません。ただ、不調を引きずったまま本番の舞台に立つということは、観客に対しても物凄い失礼なことなんです。納得できるベストな体調で本番の日を迎えることは、観客に対する“礼儀”でもあります。

舞台の稽古はハード。本番が近付くにつれて心身の疲労も蓄積するし、細心のコンディショニングに気を配っても体調を崩してしまう場合もあって当然。けど、そこをどうにかうまく調整するのが、舞台人の“必須スキル”。そのために欠くことのできない“ピーキング”の重要性を、舞姫はリハビリを通じて学んだわけです。

精神面での調整も重要。スポーツの試合では、この“メンタルコントロール”の得手不得手が結果を大きく左右することも多く、たとえ本番直前まで好調をキープし続けてきた選手であっても、僅かな心の乱れが思わぬ不運を導いてしまう危険性もあります。大舞台には“魔物”が棲んでいるといわれる所以でしょう。小心者でメンタルめちゃくちゃ弱い舞姫も、この“魔物”の襲撃を喰らった苦い経験が何度もあり、その怖さは身をもって経験済みです。

舞台人は“空想科学の世界の住人”。本番中に“変身”を解くことは絶対に許されません。けど、“魔物”は僅かな心の隙を狙って襲いかかり、我々の“変身”を解こうとします。本当に恐ろしいです。(>_<) 本番を無事に終えるまで、身体は勿論、心もベストな状態をキープし続けることが重要なわけです。メンタル弱い舞姫の、今後の課題です。

さて、ソチオリンピックが終わると、札幌も徐々に雪解けの季節を迎えていきます。現在、ウチのスタジオは取り立てて大きなイベントを抱えない“シーズン・オフ”真最中。相変わらず、“舞台の稽古”という重圧に縛られることなく、伸び伸びとレッスンを満喫する舞姫ですが、ウインタースポーツのアスリート達が“シーズン・オフ”を迎える頃、入れ替わるように舞姫&チームメイト達の“シーズン”は幕開けします。今季も、細心のコンディショニングに努めながら稽古に励み、心身共にベストな体調で本番を迎えるべく、“ピーキング”の技術を磨いていきたいと思います。♪

“ヲタ”と化した自分。

数年ほど前、ある男性の友人から、“元カノと別れた理由”を詳しく聞かせて頂く機会がありました。ちなみに、元カノはクラシックバレエが大好きなOLさん。働きながらスタジオへ通い、舞台にも積極的…と、舞姫と共通する点も多い女性でした。

交際のきっかけは、共通の知人を通じて彼女が出演する公演を鑑賞する機会に偶然恵まれたこと。バレエのことなど何ひとつ判らなかった彼でしたが、舞台で優雅に踊る彼女の姿に一目惚れし、交際がスタートしたといいます。バレエが大好きな彼女を、彼も好きになった筈でした。なのに、どうして別れてしまったのだろう?…当時の彼の打ち明け話で、その真相を舞姫は知ることになりました。

順調に交際を続けてきた筈だった彼女に対して“疑問”を抱いたきっかけは、初めて彼女の部屋へ遊びに行ったときのことだったといいます。まず最初に彼の目に入ったのは、部屋の片隅に積まれた“履き潰したポアント”の山。壁には著名なダンサーさん達のポスターが所狭しと貼られ、本棚もバレエ関連の書籍やDVDで溢れています。

鏡台には、プロが使うようなコアな舞台用化粧品がズラリと並び、クロゼットの中は、彼女曰く「お給料の大半を注ぎ込む」というレッスンウェアでいっぱい。自慢げに見せてくれた華やかな舞台衣装の数々は、まるでコミケ会場で見掛けるコスプレ衣装を髣髴とさせる如く。バレエグッズで埋め尽くされた彼女の部屋を訪ねて、明らかに“アマチュアダンサー”の域を遥かに超えた彼女のバレエへの情熱に圧倒されると同時に、ある種の“恐怖”を憶えたといいます。

初めて訪ねた筈だった彼女の部屋に、以前も訪ねたことがあるような、変な感覚が彼にはあったそうです。真っ先に彼の脳裏に蘇ったのは、学生時代によく訪ねた某友人(男性)の部屋。“アニヲタ”だったその友人の部屋には、コアなフィギュアの数々が所狭しと飾られ、壁もアニメキャラクターのポスターで埋め尽くされ、本棚もアニメ関連の書籍やビデオで溢れていました。

当時、付き合いで何度かコミケ会場などへも一緒に足を運んだ彼でしたが、とにかく尋常でないほどの熱の入れ込みに、半ば呆れてついていけなかったといいます。そう…バレエグッズで埋め尽くされた彼女の部屋に、学生時代に訪ねたアニヲタだった友人の部屋と“同じ匂い”を、彼は敏感に察知してしまったわけです。

その後しばらくの間は、何事もなかったように彼女との交際は続きましたが、会うたびにいつも楽しそうにバレエの話ばかりする彼女に、彼は徐々に違和感や距離感を憶え始め、舞台が近付くたびに稽古の様子を武勇伝の如く嬉々と語る彼女の姿に、だんだん辟易するようになっていったといいます。

別れる引き金となったのは、彼女が出演する公演の本番も近づいていたある日の休日。デートの約束をしていましたが、彼女が「どうしても休めない稽古が急に入った」とのことでドタキャンに。彼にとっては、仕事で多忙な日々を過ごすなか、彼女と会うために苦心して取った貴重な休日でした。

その大切な休日のデートを、たとえ舞台の本番目前とはいえ、所詮は趣味に過ぎないバレエの稽古のためにドタキャンされ、釈然としない気持ちもあったそうですが、事前にチケット購入済みだったので本番当日は劇場へ。ただ、相変わらず舞台上で活き活きと楽しそうに踊る彼女の姿を観ているうちに、「こんなことのために、俺は苦心して取った休日を無駄にされたのか!?」…と思うと、憤りすら込み上げてきたといいます。

終演後、彼は彼女に手渡しする筈だった花束をゴミ箱に捨て、そのまま彼女に会うことなく劇場を立ち去り、そのとき以降は彼女との連絡を絶ち、二度と会うことはなかったそうです。バレエに尋常でないほどの情熱を注ぐ筋金入りの“バレエヲタ”だった彼女に、どうしても彼は“共鳴”することができなかったといいます。

舞姫にとっては、少々“耳が痛くなる”話だったことを記憶しています。ダンスの話しかできない“ダンスヲタ”にはなりたくないと思いつつ、ふと気づいたときには、メインサイト開設以降ずっと、ダンスを続ける自身の一挙手一投足を綴ってきた自分がいる。

そして、持病の股関節疾患が発覚してリハビリ通院を始めて以降は、リハビリ室で過ごす時間が楽しくて、新たに知識や情報を得ていくたびに楽しくて、闘病一色のサイトにはしたくないと思いつつも、ふと気づくとサイト更新も股関節関連がメインと化していた。この日記も、たまには気分転換に別系統の話題を…と思いつつも、ふと気づいたときには、ダンス関連の記事と股関節関連の記事あるいはダンスと股関節との複合記事ばかりで埋め尽くされている状態に(汗)。

“ヲタ”と化してしまった自分を自覚するたびに、あのときの友人の話を思い出します。たとえ、どんなにダンスが大好きでも、どんなに股関節疾患の改善ライフが楽しくとも、その類の話しかできない人間と化して、周囲を辟易させてしまうようではマズいのかもしれない。あすは我が身。別れた元カノと同じ道を辿ってはならない…そんなことを、ふと思うのです。

「教えて君」には、ならないで!

きょうは、“ネットマナー”に関するお話をしたいと思います。ネットの世界には、いわゆる「教えて君」(←日本語俗語辞書より)と呼ばれる困った人達が存在します。

ネット上のコミュニケーションツールを使って質問をされる人達のなかには、ちょっと調べりゃ簡単に判るようなことを安易に尋ねてくる人達も意外と多く、これがいつの頃からか「教えて君」と呼ばれて問題視されるようになったわけですが、これまで舞姫自身も質問攻めに遭って困惑したことが何度もありますし、たとえ質問を受けたのが舞姫ではない場合でも、ネット上で「教えて君」の姿に遭遇するたびに不快な気分になります。(-“-)

これは、舞姫の持病の股関節疾患(臼蓋形成不全)に限った話ではないのですが、この「教えて君」、患者さん達が集う医療系のコミュニケーションツールでも、時折お見受けすることがあります。勿論、あまり舞姫も厳しいことは言いたくはないですし、一介の患者に過ぎない舞姫で判ることでしたら、可能な限りお答えしようとは思っています。

ただ、質問をされる前に、ちょっと考えてほしいのです。安易に尋ねる前に、ご自身で疑問を解決する努力をしてほしいことは勿論ですが、殊に患者さん達が集う医療系のコミュニケーションツールの場合、この「教えて君」が問題視されるのは、なにも「調べりゃ簡単に判るようなことを安易に尋ねてくる」ことだけではないのです。

たとえば、舞姫がネット上でよく見掛けるのは、ご自身が自覚されている異常をズラズラと書き連ねたうえで「これって病気が進行している証拠ですか?」などと、ご自身の症状進行がどの程度なのか尋ねてくる患者さん。それから、同病の患者さん達に対して「どんなことに気を付けたらいいですか?」「やってはいけない動作などは、ありますか?」などと、生活上の注意点禁忌行為などを尋ねてくる患者さん。あと、「どんなリハビリをすればいいですか?」などと、運動療法を具体的に教えてほしいと求めてくる患者さんも意外と多いです。

ただ、この類の内容については、本来であれば通院される医療機関で相談すべきことであって、ネット上で出会った同病者さん達に安易に質問を投げかけるべきではないと舞姫は解釈しています。


プロの医療者さん達ですら、文書や画像など“二次元”的な情報交換しかできないネット上においては、その患者さんのすべてを計り知るには限界が生じ、リアルの世界で実際に対面できる状態で問診&触診を行い、症状や身体能力・生活環境などを詳しく知らないことには、その患者さんに本当に適切な改善策を提供することは不可能だといいます。プロでさえできないことを、医療に関しては所詮素人に過ぎない我々患者が、ネットを通じて得られる二次元的な情報だけを頼りに、憶測だけで無責任な助言などできる筈もありません。

症状進行の程度ともなれば、状況によっては問診&触診のみに留まらず、レントゲンやMRIなどの画像検査もされる必要があるでしょう。患者さん自身がネットを通じて、どんなに事細かに自覚する異常を説明したところで、第三者に過ぎない我々に明確な判断は不可です。

それに、気を付けるべき生活上の注意点や、やってはいけない禁忌行為なども、その患者さんの症状や身体能力・生活環境などに伴い個人差があるので、同病の患者同士がネットを通じて交換すべき情報ではありません。

リハビリに関しては無論、これまで舞姫自身も訴え続けてきた通り。症状や身体能力・生活環境などに伴い、適するリハビリの内容にも個人差があります。やはり、優秀な理学療法士さんに判断して頂いたうえで直接指導を受けることが最も望ましく、ネットを通じて出会った同病者さん達に対して、リハビリの具体例を求めるべきではありません。

無論、この類の「本来であれば通院される医療機関で相談すべき」内容を、ネット上のコミュニケーションツールを使って安易に質問してしまう「教えて君」が増殖する背景には、信頼できる医療機関との出会いに恵まれず、医師や理学療法士に直接対面できる状態での疑問や不安の解消が可能な環境にない患者さん達が多く存在するというのも、確かにあるでしょう。

身近に信頼できる医療者が存在しない故に、どうしてもネットを使って安易に解決策を求めてしまう。ただ、そういう背景をふまえたうえでも、やっぱり「本来であれば通院される医療機関で相談すべき」内容を、素人に過ぎない患者同士がネットを通じてやり取りする行為には、大きなリスクが伴います。そのことを充分に理解されたうえで、質問の内容にも慎重を期してほしいと願います。m(__)m