舞姫を変えた北の戦士達。♪

それは、12年前の春のこと。見知らぬ野球チームが、津軽海峡を渡って札幌へとやって来た。プロ野球のパシフィック・リーグに所属する、「ファイターズ」という名の球団だという。もともと“プロ野球”なるものには殆ど関心がなかった舞姫。しかも舞姫が暮すのは、これまでプロ野球の“地元球団”が存在しなかった北海道。

その昔から読売ジャイアンツのファンが多い地でもあったため、セ・リーグの試合なら北海道でも時折テレビで中継されることもあったけど、パ・リーグの試合は北海道では殆ど放送の機会がなく、時折スポーツニュースでお見受けするのが関の山。だから、パ・リーグの球団に関しては知識も情報もなかった舞姫、「ファイターズ」と聞いても何だかピンとこなくて、「あなた達は、誰?」…といった感じの印象だった。

地上波完全デジタル化される遥か以前の、テレビの録画予約も新聞のテレビ面の番組表で時刻を確認して“手動”でするのが主流だったアナログ時代、観たいテレビ番組を録画予約しても、野球中継延長のために幾度となく録画に失敗した不快な経験もあって、そもそも“野球のテレビ中継”自体にいい印象がなかった当時の舞姫。

北海道初の“地元球団”の誕生といっても、歓迎するような気持ちにはとてもなれず、「ファイターズ」という名の見知らぬ野球チームの来道に、財政難の北海道の“お荷物”を増やすことになりぁせんか?…と眉を顰め、却って不安も抱いたことを記憶しています。

そんな経緯もあって、北海道に移転して間もない当時は、地元球団「北海道日本ハムファイターズ」の誕生にもまったく興味がなかった舞姫でしたが、予測に反してこの野球チームはとんでもない曲者でした。移転から2年後の2006年日本一となったのを皮切りに、その後も’07年、’09年、'12年リーグ制覇を成し遂げ、あれよあれよという間にパ・リーグ屈指の強いチームへと成長していった。

そうこうするうちに、かつてはプロ野球になどまったく関心がなかった舞姫も、津軽海峡を渡って札幌へとやって来た戦士達の活躍する姿に徐々に魅かれていき、テレビの野球中継で彼等の一挙手一投足を追い、地上波で野球中継がなかった日も、テレビやネットのスポーツニュースなどで動向を欠かさずチェックするようになっていきました。♪

変わったのは、舞姫だけじゃない。も変わった。もともと“スポーツ”なるものには疎かった母。殊に“プロ野球”には舞姫よりも更に輪を掛けて関心が薄く、テレビの報道番組で野球関連のニュースが放送されると、躊躇なく速攻でチャンネルを変えてしまうほどだった。けど、津軽海峡を渡ってやって来たあの野球チームの活躍と連動するが如く、母も変わっていった。

北海道初の地元球団を、いつの間に熱心に応援するようになっていた母、いまや野球のルールに関する知識も、他球団に関する情報も、娘である舞姫よりも母のほうが詳しい。“プロ野球”なるものに殆ど興味を抱けなかった舞姫母娘を変えた戦士達。舞姫が、生まれて初めて好きになった野球チーム。移転して間もない当時、こんなに北海道民に愛される球団になるなどと、誰が予測しただろう?

そして、先達て舞姫が札幌市役所にてPV観戦したパ・リーグ制覇を経て迎えたCSファイナルステージ。北の戦士達は、横着者で出不精だった舞姫を、ついに遠い福住まで導きました。これまでは、もっぱら“お茶の間観戦組”だった舞姫でしたが、意を決してチケットを購入。去る14日(金)に行われた3回戦、市役所PVでも着用した新幹線カラーのレプリカ応援用スティックを持参し、舞姫は念願の札幌ドームへと初めて足を運びました。



あいにく、アウェーのファンのみなさんが多数おられる場所から近い座席で、ライバルの福岡ソフトバンクホークスを懸命に応援するファンのみなさんの気迫に、一時はすっかり圧倒されてしまった舞姫でしたが(汗)、こちらも負けじと気合いを入れて応援。ファイターズがんばれ〜!(≧∇≦)

幸い、この日の試合はファイターズが無事勝利。試合終了後には、球団マスコットのポリーちゃん&フレップくんに見送られて、気持ち良く帰宅の途に。試合中には、ファイターズ名物の“外野会議”(ちなみに、この日の外野は、陽岱鋼選手&西川遥輝選手&近藤健介選手の3名でした)も生で観ることができたし、試合前には、ウォームアップに励む選手達の様子を眺めたり、ロビーに展示されるパ・リーグ制覇チャンピオンフラッグを写真に撮ったりなど、初めて訪ねた札幌ドームで、楽しく充実した時間を過ごすことができました。横着者で出不精の舞姫を、遠い遠い福住の球場まで導いてくれた栗山監督&ファイターズの素敵な選手達に、心から感謝したいと思います。m(__)m



勝って負けてを交互に繰り返して、終始ドキドキだったファイナルステージ。前日に負けを喫したものの、待望の日本シリーズ出場権に依然“大手”をかけた状態で迎えたきょうの5回戦。自宅で休日恒例の洗濯大会を催しながらの観戦でしたが、無事ファイターズの勝利が決まると、母と一緒にハイタッチをして喜びを分かち合い、夕食にて祝杯をあげた次第でした。

ちなみに、セ・リーグのCS制覇広島東洋カープとのことで、日本シリーズでの対戦が楽しみです。ファイターズには、ぜひ“4年前の忘れ物”を取り返してほしいですが、あしたから札幌の中心街でもCS制覇お祝いセールが始まるので、当分は舞姫もその恩恵に預かりたいと思います。まずは、「ライバルを喰ってやる!」ってことで、近日中に“広島焼き”でも食べましょうかね。♪

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