愛猫は、舞姫の永遠の“恋人”。♪

お彼岸も過ぎて、舞姫が暮らす札幌の街も、日を追うごとに秋が深まっています。きのう舞姫は、市内の某動物霊園へ愛猫(♂)のお墓参りに行って参りました。本当は彼岸の中日だった先週末に出掛けようと思っていたのですが、あいにく別な所用が入ってしまったので、致し方なく延期して、お彼岸から1週間遅れのお墓参りとなりました。



愛猫が天国へと旅立ったのは、4年前。バレンタインデーの前日でした。年明け、食欲不振で動物病院を受診した時点で、既に余命が少ないことを院長先生から告げられていた愛猫でしたが、2月に入ると身体も弱って、殆ど寝たきりの日々を過ごしていました。亡くなる日の朝、出勤前に「行ってくるよ♪」と声を掛けたのが最後になりました。既に声も出せないほど衰弱していた愛猫ですが、舞姫にアイコンタクトで応えてくれたことを記憶しています。

その日はスタジオでレッスンがあって帰宅が遅かったのですが、玄関でバッグを放り投げて、コートも脱がずに「ただいま〜!」と愛猫の傍に駆け寄ると、既に愛猫は天国へと旅立った後でした。せめて、もう少しだけ生きながらえてくれたなら、翌日は愛猫にもバレンタインのプレゼントを贈るつもりだったので、無念でなりませんでした。

一夜明けて、この動物霊園で合同葬をして頂き、天国へと旅立つ愛猫を見送った舞姫でしたが、その後は舞姫の部屋にもささやかな祭壇を設けて、毎朝の出勤前に愛猫の遺影に両手を合わせてから出掛けるのが舞姫の日課となり、お彼岸を迎えると愛猫の大好きだったお花を買ってお墓参りに出掛けるのが毎年の恒例行事となりました。

愛猫がいなくなって、瞬く間に過ぎた感じがする4年間でしたが、遺影に合掌するたびに、愛猫と一緒に過ごした18年間の楽しかった日々を思い出します。つらいときも苦しいときも、愛猫は舞姫の傍に寄り添い、小心者の舞姫を優しく支え続けてくれました。いまも帰宅すると、玄関まで「おかえり〜♪」と元気に迎えに来てくれそうな気がしてなりません。思い出いっぱい…。

3年前のスタジオ発表会にて、舞姫が当時所属していたレギュラークラスでは、“猫”をテーマにした作品を上演しました。聞くところによると、振付を手掛けたE先生も4匹の愛猫さん達と一緒に暮らしているそうで、さすがに猫の生態や習性などよく知っていて、作品の要所要所に猫を感じさせる動作が数多く取り込まれていました。

思い起こせば愛猫も、元気だった頃はよくこんな仕草をしていて、愛猫と一緒に過ごした18年間の楽しかった日々を思い出し、稽古のたびに瞳を潤ませたことを記憶しています。生前の愛猫を“お手本”に稽古を続けてきましたが、本番では愛猫と一緒に遊んでいるような気持ちになって楽しく舞台を務めさせて頂きました。天国で見守ってくれていたであろう愛猫にも、きっと楽しんで観てもらえたのではないかと思います。♪

さて、自宅近所の某生花店にて、ささやかな花束を買ってバスへと乗り込んだ舞姫でしたが、最寄りの停留所で下車すると、動物霊園は直ぐ目の前。たくさんの動物達の魂が埋葬される萬霊塔に、愛猫も眠っています。持参した花束を墓前に供えると、線香を焚いて合掌。家内安全や無病息災、世界平和など、お祈りして参りました。(-人-)



そんなわけで、お墓参りを無事に終えて中心街へと舞い戻ると、某和菓子店へ立ち寄り、これまたお彼岸に買い損ねた“おはぎ”を購入。帰宅後、さっそく祭壇に供え、母と一緒に愛猫の遺影に両手を合せました。供えたおはぎは、その日のうちに母娘で有り難く頂戴しました。家族で頂くことで、愛猫への供養になります。お墓参りのたびに思い出す、愛猫と過ごした楽しかった日々。祭壇に供えたおはぎは、少しほろ苦い味がしました。

ちなみに、生後8ヶ月で去勢手術を施した愛猫ですが、成長して大人になって晩年を迎えても、まるで子猫の如く可愛らしい声で、いつも舞姫に語り掛けてくれたことを記憶しています。目鼻立ちの整った“いい男”だった愛猫は、舞姫の永遠の“恋人”です。これからも、いつまでも、愛猫は舞姫の心の中で元気に生きています。

“毛染め”の話。♪

きょうは、白髪の多い舞姫には欠くことのできない“毛染め”の話をしましょうか。記憶を辿ると、舞姫が初めて自分の髪を染めたのは、いまから19年前の1998年。長野オリンピック(←Wikipediaより)が開催された年でした。

ちなみに、当時33歳だった舞姫は、まだヘアカラーが必要なほど目立って白髪が多かったわけではなかったのですが、この頃あたりから日本でも髪を明るめの色に染める若いスポーツ選手もチラホラと現れ始めました。長野五輪でも、茶髪のアスリート達が次々と好成績をあげて、その活躍を目の当たりにして触発された舞姫は、もしや自分も髪を染めたら“できる女”になれるような気がして(笑)、それが舞姫のヘアカラーデヴューのきっかけでした。

当時から、市販のヘアカラーを買って自分で髪を染めてきた舞姫は、セルフ毛染め歴19年になるわけですが、いつも毛染めに使うのは自宅の洗面所。ぢつは、染め始めて間もない当時、毛染め中に壁を汚してしまったことがあって、人間の毛をも染める頑固な液剤なので掃除してもなかなか落ちず、母に物凄い叱られたことを記憶しています。(>_<)

そのとき以降、毛染めをするときは、壁に新聞紙をベタベタ貼ったり床にも新聞紙を敷き詰めたりして“養生”することを常としてきたわけですが、毛染めを終えると勿論“養生シート”代わりに使った多量の新聞紙を片付けなくてはならないわけで、この養生に伴う作業は横着者の舞姫にとって結構大変なのですが、まぁ我が家にヘアカラーの液剤を飛び散らせて汚さないためなので、致し方ありません。(^^;)

“多い”“重い”“硬い”“三重苦”の髪質で普段から苦労が絶えない舞姫ですが、しかも当時の舞姫の髪型は背中まで届くほどのロングヘアーだったので、毛染めの作業も一苦労。多くて重たい髪をブロッキングして、毎度ひーふー言いながら染めていたことを記憶していて、そのうえ市販のヘアカラー1本だけでは舞姫の多量の髪を染めるには足りなくて、常に2本買っていました。

ただ、10年前に鬱陶しい長髪をバッサリと切り落として現在のショートボブにして以降は、ヘアカラーも1本だけで充分足りるようになり、あんなに重労働だったブロッキングなどの作業工程もだいぶ楽になりました。♪

染め始めて間もない頃は、まだそれほど白髪が多くなかったので、白髪染めではない通常のヘアカラーを使っていたのですが、30代後半に差し掛かった頃あたりから徐々に白髪が目立つようになってきまして、ヘアカラーも白髪が染まるタイプのものを買うようになりました。ただ、当時“白髪染め”といえば地味な色合いのヘアカラーしか販売されていなかったので、自分の好みの色合いの商品を探すのにも苦心したことを記憶しています。

せっかく髪を染めても、地味な色合いで却って老けて見えてしまうのが嫌で、当時は致し方なく白髪が染まらないタイプの毛染めを買うこともあった舞姫でしたが、有り難いことに近年は白髪が染まるタイプのヘアカラーも進歩して、各社カラーバリエーションなども豊富になってきたので、以前よりは選択肢も広がって楽しめるようにはなってきましたね。

生粋の不器用なので、染め始めて間もない当時は要領を得ず、染めムラも多くてなかなかキレイに染められなかった舞姫でしたが、長年のセルフ毛染め歴で鍛えられたおかげで、現在では自分でもいい感じに染められるようになり、御用達の美容室で舞姫を担当する美容師さんからも、いつもお褒めを頂くほどの腕前になりました(笑)。ちなみに、ヘアカラーのペースは、だいたい月1程度。生え際に白髪が目立ち始めるのを目安に、染めるようにしています。

そんなわけで、下記掲載の写真は現在愛用するホーユー『シエロ』のムースカラー。液剤がムースタイプなので、使い勝手が良く、とても染めやすいです。確か、前回染めたのが8月下旬だったように記憶しているので、そろそろ染め頃かなという気もします。



来週20日(水)には、プロ野球の生観戦へ出掛ける予定なので(前回観戦時の記事は、こちら)、近日中にでも時間を作って毛染めをして、気に入った色合いの髪で気持ち良く球場へ出掛けたいと思います。♪

日本酒大好き!(≧∇≦)

舞姫と交流歴の長い友人知人であれば既に周知の話なんですが、舞姫は日本酒が大好きです。“Twitter”にも道内外問わず多くの銘柄の日本酒の写真を載せてきたので、きっとフォロワーのみなさんにもすっかりお馴染みですよね。

自宅で夕食時に頂く食前酒は勿論ですが、職場絡みの宴会や、内輪の友人知人と一緒に行くプライベートな飲み会、母娘で外食するとき等々…外で飲む機会があるときも、頼むのはたいてい日本酒ですね。お酒あまり強いほうではないので(意外?笑)、そんなにたくさんは飲めないのですが、いろいろな銘柄の日本酒の瓶を眺めて楽しむのも好きなので、酒屋さんやスーパー・デパ地下などのお酒売場の傍を通ると、ついついフラフラと立ち寄ってしまいます。♪

ちなみに、好きな飲み方は“冷酒”。冷蔵庫でキンキンに冷やして頂くか、氷を浮かべてロックにして頂くのが定番。とにかく冷たくして飲むのがいちばん好きなので、燗にはしません。数年ほど前までは熱燗も多少は嗜んだのですが、日本酒は温めると蒸気と一緒に美味しい旨味もぜんぶ逃げてしまう…という情報を小耳に挟んだことがあって、そのとき以降は燗酒からすっかり遠ざかってしまい、ひたすら冷酒一筋ですね。

ちょっと話が横道にそれますが、そもそも“お酒を温めて飲む”という行為自体があまり好きじゃないんです。ちなみに“常温”も苦手。あくまで舞姫にとって、アルコール飲料は“冷えている”ことがデフォルトです。日本酒以外では、ワイン焼酎・ウイスキーなども多少は嗜みます。ビールだけは苦手なのでダメですが、それ以外ならたいていのアルコールはOK。カクテルも好きです。

ちなみに、ワインなら冷やした白ワインが好きで、常温がデフォルトの赤ワインはあまり飲まないですね。ウイスキーなら、たくさん氷を入れて炭酸で割って柑橘系の果物を切って浮かべるハイボールがお好み。焼酎チューハイ。無論、温かいお酒は邪道だと思っているので、ウイスキーにしても焼酎にしても、お湯お茶で割って飲んだりはしません。

6月も後半に入り、札幌も爽やかな初夏を迎えました。舞姫の大好きな冷酒が、最も美味しい季節です。ただ、冷たい日本酒が大好きな舞姫は、オールシーズン冷酒orロックがデフォルト。たとえ極寒の猛吹雪の日でも、日本酒はキンキンに冷やして頂きます。北海道は、冬になってもビールやアイスクリームの売り上げが落ちないことで知られているそうですが、真冬の最中に暖かい部屋で頂く冷たい日本酒は、格別の美味しさです。

ちなみに、舞姫の味の好みは辛口。やっぱり、冷酒には切れ味のよい淡麗辛口が、良く合います。甘口も多少は飲めないでもないですが、濃厚でくどい甘みのある日本酒は苦手。爽やかで口当たりが軽くフルーティな味わいなら、甘口でもOKです。♪

豊富な水源に恵まれた北海道は、どこを掘っても良質な水が沸き出でてくるんだそうで、酒造好適米の栽培の技術にも優れていることもあり、北海道には美味しい酒造メーカーがたくさんあります。

舞姫が暮す地元・札幌の地酒「千歳鶴」をはじめ、旭川の地酒「高砂酒造」、釧路の地酒「福司(ふくつかさ)酒造」、そして日本最北端の酒蔵として知られる増毛町(“ぞうもう”では、ありません。“ましけ”と読みます。笑)の「国稀酒造」などなど…これまで舞姫も数多くの北海道メーカーの日本酒を頂いてきましたが、どれもとても美味しいです。みなさんも機会がありましたら、北海道の美味しい日本酒を、ぜひご賞味ください。♪

そんなわけで、写真は最近“Twitter”にも載せた「高砂酒造」“若蔵”。若手メンバー中心の「KURA Challenge」プロジェクトで作られた純米生酒です。きれいな青いボトルにオレンジのラベルが鮮やか。撮影終了後、冷蔵庫できりりと冷やして美味しく頂いたことは、言うまでもありません。(^^)

リハビリ通院後のランチタイムが楽しみ。♪

2週に1度のペースで続けてきた持病の股関節疾患(臼蓋形成不全)のリハビリ通院も、今年で9年目に突入しました。職場が週休二日制で土曜日お休みなので、リハビリ通院も土曜日の午前中に充てることが多いのですが、リハビリを終えて整形外科を出ると、ちょうどお昼時を迎えます。食いしん坊の舞姫も、お腹の虫が鳴る時間。お楽しみのランチタイムの始まりです。♪

平日の殆どは母の手作り弁当持参で職場へ出勤するため、外食ランチの機会が少ないので、このリハビリ通院終了後のランチタイムを舞姫はとても楽しみにしています。なるべくコスパの良い庶民的なお店を選ぶようにはしていますが、横着者で出不精なので、ランチ目的で遠出をするまでは至らず、テリトリーはアクセスの良い札幌の中心街がメイン。

ちなみに、行き当たりばったり状態で街を彷徨ってお店を探すこともあれば、事前にネットや雑誌などで調べて見つけたお店を訪ねることもありますし、探すのが面倒なときは数軒ほど憶えのあるお気に入りのお店へ行ってしまうこともあったりして、お店選びも状況によってさまざま。無論、「何を食べたいのか?」など、そのときの気分によっても、訪ねるお店は変わってきますね。

なにせ土曜日なので“ランチ営業”するお店自体が少なくて、すっかりランチジプシーと化してしまうことも多々あるのですが(汗)、いい感じのお店を発掘できたときは、本当に嬉しいです。家族や友人知人と一緒に頂くランチも勿論楽しいけど、誰にも邪魔されることなく満喫できる孤独な“お一人様ランチ”も、また快感。リハビリ通院を終えて帰宅後は、“Twitter”にランチの写真を載せることも、すっかり習慣になりました。♪

そして、先週末のリハビリ通院終了後のランチタイムに舞姫が選んだのは、スープカレーのお店『Asian Bar RAMAI / アジアンバーラマイ』。札幌発祥の“スープカレー”他地域だと知らない人もおられるかもしれないので、ちょっと簡単に説明しましょうか。その名の通りスープ状のカレーで、具材は大きめに切って使うのが特徴。手頃な解説ページ探しましたので、ご参考まで。↓
『札幌市の新名物!スープカレーって何なの? – 北海道ファンマガジン』

ところで、この『ラマイ』というお店を舞姫が選んだきっかけなのですが、最近なにげに美味しいランチのお店の情報収集も兼ねてネットを彷徨っていたところ、画像検索で舞姫の目に飛び込んできたのが、お皿に円錐の如く山盛りにされたサフランライスの写真。「げっ!なんだこれは?!」…食いしん坊の舞姫が注目したことは、言うまでもありません。

調べたところ、豊平区月寒にあるスープカレーのお店であることは直ぐに判ったのですが、あいにく舞姫が暮す中心街からは遠く離れていて、地下鉄の最寄駅からも徒歩で15分ほどかかるとのこと。横着者で出不精の舞姫が訪ねるには、ちょっと厳しいかなと思い、一旦は諦めかけたのですが、その後さらに調べたところ、舞姫が最初にネットで見つけた豊平区のお店は本店で、札幌市内を中心に他にも何軒か支店を展開していました。

幸い、中央区内にも支店が1軒あり、舞姫のテリトリーからは最も近い模様。ただ、ここも賑やかな中心街からは少し外れた中途半端な場所ではあるのですが、まぁ行けない距離ではないと思い、さっそくリハビリ通院の帰り道に訪ねてみることにした次第でした。地下鉄「西11丁目」駅で下車し、てくてく歩くこと6〜7分。中央区役所や消防署、健康づくりセンターなどが立ち並ぶ界隈に、目的地の“札幌中央店”はありました。



舞姫が注文したのは、定番メニューの野菜カレー。ご飯はS・M・Lの3種類あって、L(約450g)まで無料とのことだったので、舞姫はLにして頂くことに。ちなみに、舞姫がネットで発見した円錐形に山盛りされたライス(1000gを越えるそうです…汗)は、200円の追加料金で頂くことができるオプションメニューで、さすがに大飯喰らいの舞姫とはいえ完食できる自信はなかったので、今回はやめておきました。(^^;)



そんなわけで、評判通りボリューム満点の美味しいスープカレーでランチタイムを満喫した舞姫でしたが、次回のリハビリ通院の帰りには、どんなお店でどんなランチを頂こうかと、いまからいろいろ思案しております。いずれにしても、また写真を撮って“Twitter”に載せると思うので、ご興味のおありのかたはチェックしてみてくださいね。♪

“天火”の思い出。♪

貼付の写真、何だか判りますか?たぶん、お若い世代だと殆どの人達はご存じないのではないかと思いますが、これは“天火”(てんぴ)といって、ガス台の上に乗せて使うオーブンなんです。現在では、電子レンジにオーブンの機能を兼ね備えた“オーブンレンジ”が当たり前の如く普及していますが、舞姫が若かった頃は一般家庭でもオーブンといえばこの天火が主流でした。巷では既にお見受けする機会も少なくなりましたが、アナログ屋敷の舞姫家では、この時代錯誤も甚だしい天火が現役で稼働しています。♪



ちなみに、写真の天火は比較的に近代モノの二代目で、骨董品モノの初代の天火は舞姫の幼い頃には既に我が家にあったと記憶していますが、これはさすがに散々使い尽くしたので既に処分しました。二代目の天火を買ったのは、確か15年くらい前のことだったと思います。現在では、たま〜に母が料理に使う程度で、利用頻度が少ないこともあって、購入から15年を経たいまも保存状態はまずまず良好。思い起こせば、かつて若かりし学生時代お菓子作りにハマった舞姫も、初代の天火が現役で稼働していた当時は、よくケーキやクッキーを焼いたものです。懐かしい…。

横着者で“大儀”を描いた如くの舞姫なので、現在では料理も殆ど母に任せっきりで、自ら台所に立つ機会も少なくなりましたが(汗)、こんな舞姫が“お菓子作り”を好きになるきっかけを作ってくれたのは、洋菓子界の重鎮・今田美奈子さんのレシピ本。学生時代、たまたま書店で見つけて軽い気持ちで買ったのですが、お洒落で美しいお菓子の写真の数々は勿論、洋菓子の歴史や雑学なども多く掲載されていて、“読み物”としても充実した内容の一冊で、舞姫も興味津々に何度も読み返したことを記憶しています。

勿論、調理工程の解説や分解写真なども、じつに判りやすく掲載されていて、「これなら、不器用な私にもできるかも?」と思い立った舞姫は、意を決して手作りのお菓子に挑戦してみることに。ちなみに、初めて作ったのは“カトルカール”(フランス語で“4分の4”という意味。バター&砂糖&卵&小麦粉を同量ずつ使用する)と呼ばれるシンプルなパウンドケーキで、作り方も初心者に適した簡単なものでした。レシピ本を見ながら慎重に作業を進めて、やがて出来上がった生地をパウンド型に詰めて天火へ。

外観は趣のある天火ですが、電子オーブンと違って温度調整手動でしなければならないのが難点。なにせガス台に直接乗せて使うオーブンなので、強火にすればどんどん温度が上昇してしまうし、かといって火を弱めたまま放置すると逆に温度が下がり過ぎてしまいます。丁度良い温度を保つためには、やはりコンスタントにチェックして火加減を調整していく必要があり、焼けるまでの待ち時間に天火の傍を離れて何か別なことを…というわけにもなかなかいかないのですが、なにせ初挑戦のケーキだったので、ガス台の傍で温度調整しながら待つ間も、出来上がりを想像して楽しく過ごしたことを記憶しています。

幸い、焼き上がったパウンドケーキは、初挑戦にしては上出来で、自分で食べても美味しかったことは勿論、家族にも概ね好評でした。これで味を占めた舞姫、このとき以降、週末になると台所を占領してお菓子を手作りするのが、すっかり習慣になりました。回を重ねて要領も憶えてくると、おそらくお菓子作り以外では用途がないであろうコアな道具も、少しずつ買い揃えるうちに増えていきました。無論、楽しい思い出ばかりではないです。調子こいてクッキーを大量に焼き過ぎて処分に困ったこともありますし、難易度の高いお菓子に挑戦した挙句に失敗して、材料すべてお釈迦にしたこともありました。(>_<)

若かりし学生時代の舞姫を魅了したお菓子作りでしたが、やがて離れるときが訪れます。楽しいお菓子作りですが、問題なのは作ったあと。殊に、天火を使う焼き菓子には、バターや砂糖・卵など、ベタベタするものをふんだんに使うため、お菓子作りを終えたあとの台所には、当然ながら汚れた器具が大量に残ります。これをすべて洗ってきれいに片付けるのは物凄い重労働で、もともと横着者で不器用な舞姫なので、ようやく苦心して作ったお菓子が出来上がってクタクタになっているタイミングで、この大量の汚れた器具が散乱する台所を片付けるのが、次第に面倒くさくなってしまったわけです…orz

それに、たとえ趣味レベルのお菓子作りとはいえ、材料費光熱費も意外とかかります。幸い、舞姫が暮す札幌の中心街には、美味しい洋菓子店がたくさんあります。勿論、素人が趣味の範囲で作るお菓子には、プロにはない魅力もあると思います。ただ、高い材料費や光熱費をかけてまで苦心してお菓子を手作りした挙句に、台所に残った多量の汚れモノの片付けに追われてヘロヘロになるくらいだったら、プロが作った美味しい洋菓子を買ったほうが安い。…そんなことを考えていたら、なんだか一気に興が醒めてしまって、社会人になる頃にはお菓子を手作りすることは殆どなくなってしまいました。(^^;)

そんなわけで、お菓子作りから遠ざかって久しい舞姫ですが、いまもこの天火を見るたびに、初代の天火でお菓子作りに興じた学生時代を懐かしく思い出します。現在、我が家で愛用するこの二代目の天火も、ネットで調べてみた限りでは中古品を若干お見受けする程度で、新品は既に出回っていない様子。貴重な天火なので、これからも母娘で大切に使いたいと思います。♪